三浦一党出陣武者行列
「三浦一党出陣武者行列」は、衣笠さくら祭の関連行事として、隔年開催で4月後半に開催されています。JR衣笠駅周辺(衣笠商店街~大明寺を往復)において、武者と音楽隊等がパレードします。鎌倉幕府創設の礎となり、衣笠の里に散った三浦大介義明公一族の偉業をしのび、悠久の時を超えて鎧姿で三浦一党出陣の勇姿を再現します。
「三浦一党出陣武者行列」は、衣笠さくら祭の関連行事として、隔年開催で4月後半に開催されています。JR衣笠駅周辺(衣笠商店街~大明寺を往復)において、武者と音楽隊等がパレードします。鎌倉幕府創設の礎となり、衣笠の里に散った三浦大介義明公一族の偉業をしのび、悠久の時を超えて鎧姿で三浦一党出陣の勇姿を再現します。
明治40年に開園した公園で「日本さくら名所百選」にも選ばれる県内屈指の桜の名所で、ソメイヨシノやシダレザクラ、ヤマザクラなど数種類の桜が咲き誇ります。また、市内や東京湾を一望できる展望台からの眺望も魅力の一つです。衣笠山公園から谷一つ隔てた衣笠城址を経て大楠山に至るハイキングコースの東側玄関口です。
約3.8ヘクタールの公園に約400種14万株のハナショウブが咲き、他にも水仙・シャクナゲ・藤・アジサイや散策路があり、四季を通じて花が咲き、野鳥の爽やかなさえずりと合わせて楽しめます。
三浦一族の始祖為通以後四代にわたる城跡。四代三浦大介義明が源頼朝の石橋山挙兵に応じ、畠山重忠に攻められた衣笠合戦で治承四年(西暦1180 年)落城。山全体を城として利用する平安後期の築城方法の典型をよく残しています。
天平元年(西暦729 年)に諸国行脚中の僧、行基が自ら彫刻した不動明王を祭り金峯蔵王権現としたことに始まるといわれ、大善寺はその別当だったと伝えられています。不動尊は、二代為継が後三年の役に出陣したとき、戦場に現れ為継を守ったと伝えられ、現在蔵王権現社も不動堂も残っていませんが、不動明王像は大善寺に本尊として祭られています。
衣笠城址登り口から左へ約100m進むと右側路傍に古石塔があります。これが咳地蔵様です。衣笠合戦の時、この辺で三浦与一近実と金子与一近範が組打となり、強力な三浦与一が金子与一を組伏せた時、三浦方の味方より「三浦与一殿は上か下か」と呼び掛けたが、風邪のため「ノド」を害していたので即座に声が出ず、あえなき最期を遂げたといわれています。このお地蔵様が咳に良く効くのは三浦与一の化身なのかも?お参りのお線香とお花が絶えたことがありません。
臨済宗義明山満昌寺は、頼朝が三浦大介義明の忠魂を弔うため、建久五年(西暦1194 年)に建てたと伝えられています。本堂左手の石段を上がると、瓦の塀に囲まれた「大介の首塚」といわれている廟所があります。
三浦氏二代為継開基になる臨済宗大冨山清雲寺。三基の五輪塔が並んでおり、中央が為継、右が三代義継、左が三浦氏の始祖為通であるといわれています。為通の開基になる円通寺跡にあった、為継、義継の墓は、昭和14 年(西暦1939 年)に海軍用地となったため清雲寺に移され、為継の墓と合わせて祭られました。
開基は佐原十朗義連(義明の十男)である。この寺の裏山には、佐原十朗義連の墓と伝えられる五輪塔があります。義連は源平の合戦に源義経軍に従って、一の谷の戦いでは難所の鵯越えを一番のりした猛将でした。他にも、観音菩薩・地蔵尊・毘沙門天・不動尊のお像があります。
三浦駿河守義村公が祭神です。鎌倉幕府の重臣、三浦義村の30cm余りの木像が安置されています。義村公は、三浦家の総領として、三浦の介となり、三浦家6代を継承しております。
薬王寺は、建暦2年(1212年)和田義盛が父義宗や叔父義澄の菩提を弔うため創建したものと伝えられますが、明治9年(1876年)頃廃寺となりました。石塔群のうち凝灰岩製の方形石を三重した石塔は、三浦荒次郎義澄の墓と伝えられています。本尊の薬師像は満昌寺に移され義澄の五輪塔だけが残されています。
薬王寺旧跡の約50m 手前に「駒繋石」があります。各武将がこのお寺にお参りする時、馬の手綱を繋いだとされる石です。土地の人は「こまどめの石」ともいっています。
大矢部住宅街の中ほどに公園があり、その片隅に「大介腹切松跡」と伝えられる石碑がたっています。大介義明最期の伝説には治承4年(西暦1180 年)8 月27 日朝、大雨の中を愛馬黒雲に鞭うって城外へ出て、大矢部の清雲寺に行き先祖の墓に別れを告げ、「今は心に残るものなし」と敵のただ中へ乗り入れ力戦して傷つき大矢部の傘松の下で切腹しました。この松を腹切松といいます。今は二代目の松(樹齢約40 年)が植えられていますが、昭和10年頃は大人三人で手をつないだぐらいの太さの松(初代)で大きな枝が下にたれていました。
地域の皆様から提供された衣笠地域の昔の写真です。
横須賀市衣笠地域の観光スポットや史跡等の魅力を紹介しています。